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引きこもりだった私が社会復帰できた最初の一歩は4時間のアルバイトだった


この記事で分かること

✔ 引きこもりから社会復帰できたきっかけ

✔ 初めてのアルバイトで苦労したこと

✔ 面接で空白期間をどう乗り越えたか

✔ 社会復帰は短時間バイトでも十分な理由

✔ 定時制高校へ進学するまでの流れ

「引きこもりから社会復帰したい。でも、何から始めればいいのか分からない。」

そんな不安を抱えて、このページを読んでいる方もいるかもしれません。

私は中学卒業後、高校へは進学せず、約2年間引きこもっていました。

毎日何をしていたのかと聞かれると、本当に何もしていませんでした。

テレビを見たり、ぼんやり過ごしたり、気づけば一日が終わる。

そんな生活の繰り返しです。

このままではいけない。

頭では分かっていました。

でも、体が動きませんでした。

そんな私が社会復帰できた最初の一歩は、正社員でも専門学校でもありません。

1日4時間のお弁当屋さんのアルバイトでした。

この記事では、引きこもりだった私が、どうやって最初の一歩を踏み出したのかを実体験としてお話しします。

「自分にはまだ働くなんて無理かもしれない」と不安を感じている方が、少しだけ肩の力を抜いて、一歩を踏み出すきっかけになれば幸いです。


目次

【体験談】中学卒業後、私が約2年間引きこもりになった理由

引きこもりになった理由は、一つではありません。

もともと私は芸能界に憧れていました

小学生の頃、地元のお祭りで旧ジャニーズ事務所のグループ「忍者」のステージを見て、「自分もあんなふうになりたい」と思ったのが始まりです。

もちろん、

  • 私はイケメンでもありません。
  • 歌も上手くありません。
  • 運動神経も特別良いわけでもありません。

それでも夢だけは大きく、中学生になると新聞配達でお金を貯めてギターを購入しました。

音楽雑誌『バンドやろうぜ』を読み、楽器店のメンバー募集を見てロックバンドを結成したこともあります。

しかし、思うような活動はできず自然消滅

その後は三枚目俳優を目指して劇団や芸能事務所へ応募しましたが、結果はすべて不採用でした。

夢が一つずつ消えていくたびに、自信もなくなっていきました。

焦り。

無気力。

そして、言葉では説明できない絶望感。

高校へ進学する気力もなく、そのまま家にいる日々が始まりました。


「家から一歩も出られない」わけじゃない。当時の私が怖かったこと

よく、

「引きこもりだったなら、家から一歩も出られなかったのですか?」

と聞かれます。

実はそうではありません

  • 床屋には行けました。
  • コンビニにも行けました。

でも、それ以上ができませんでした。

  • 学校へ行くこと。
  • 働くこと。
  • 新しい人間関係を作ること。

それが、とてつもなく怖かったのです。

両親も心配していました。

中学時代の友人に声をかけてもらい、外へ連れ出そうとしてくれたこともあります。

でも、その「何とか外へ出そう」という空気が、当時の私には重荷でした。

だから断ってしまいました。

今思えば、心配してくれていたのだと分かります。

でも当時は、それを素直に受け止める余裕がありませんでした。


社会復帰のきっかけをくれた一冊の漫画『ママ』との出会い

そんな生活を続けていた17歳の頃、一冊の漫画を読みました。

細野不二彦さんの『ママ』です。

主人公が少しずつ成長していく姿を見て、「自分も何か始めてみようかな」と思えた一冊です。私のように「止まっていた時計の針を動かしたい」と感じている方は、ぜひ一度読んでみてください。


主人公は高校を中退し、調理師を目指して働き始めます。

恋愛漫画として読み始めましたが、不思議と心に残ったのは恋愛ではありませんでした。

  • 働くこと
  • 自立すること
  • 人生をやり直すこと

そんなテーマでした。

主人公が少しずつ成長していく姿を見て、

「自分も何か始めてみようかな。」

そう思えたのです。

もちろん、漫画を読んだから人生が劇的に変わったわけではありません。

でも、止まっていた時計の針が、ほんの少しだけ動き始めた気がしました。


引きこもりからのアルバイト応募|面接の「空白期間」が一番怖かった

「よし、働こう。」

そう決めたものの、すぐには応募できませんでした。

一番怖かったのは面接です。

「高校へ行かなかった理由は?」

「この2年間、何をしていたの?」

そう聞かれるのではないかと考えるだけで、お腹が痛くなりました。

実際、コンビニやファミリーレストランにも応募しました。

面接では、やはり空白期間について聞かれました

私は正直に、

「答えられません。」

としか言えませんでした。

結果は不採用

もちろん、不採用の理由がそれだけだったとは思いません。

でも、そのときは、

「やっぱり社会は自分を受け入れてくれないんだ。」

そう感じてしまいました。

今振り返れば、それでも諦めずに応募を続けて本当に良かったと思います。


バイトの面接で人生が変わった

履歴書や過去を気にしない店長との出会い

次に応募したのは、オフィス街にある小さな個人経営のお弁当屋さんでした。

営業時間は平日の9時から20時まで。

土曜日は13時まで。

日曜・祝日は休みです。

来店するお客さんのほとんどは、近くの会社で働くサラリーマンでした。

面接では、引きこもりだったことを細かく聞かれる覚悟をしていました。

ところが店長は、そんなことには一切触れませんでした。

軽い口調で、

「いつから来られる?」

そう聞いただけでした。

拍子抜けしました。

過去ではなく、「これから働けるか」を見てくれたのです。

今でも、この店長との出会いが私の人生の最初の転機だったと思っています。


私が社会復帰のために最初にやったこと

引きこもっていた頃の私は、「社会復帰」と聞くと、正社員にならなければいけない、高校へ行かなければいけない、と考えていました。

でも実際に私が最初にやったことは、それとはまったく違います。

1日4時間のお弁当屋さんのアルバイトでした。

振り返って思うのは、社会復帰は「大きな一歩」ではなく、「社会との接点をつくる小さな一歩」から始まるということです。

初バイトの勤務時間は1日4時間。緊張が吹き飛んだ「ランチタイムの戦場」

勤務時間は午前9時から午後1時までの4時間

時給は580円(当時最低賃金は550円)。

そして、まかない付きでした。

一緒に働くスタッフは次の5人です。

  • 店長(過去を詮索しない恩人)
  • 40代の男性スタッフ
  • 60代の女性スタッフ
  • 中国からの留学生
  • 私(17歳の元引きこもり)

初日の朝は、緊張で挙動不審だったと思います。

何を話したのかも、ほとんど覚えていません。

しかし、お店が開店すると、その緊張は一瞬で吹き飛びました。

ランチタイムは、まさに戦場です。

次々に入る注文。

お弁当を待つお客さん。

鳴り続ける電話。

店内には休む暇などありません。

「緊張している場合じゃない。」

そう思うほど忙しかったのです。

私が最初に任された仕事は、ご飯の盛り付けでした。

ご飯をよそい、計りで重さを量り、決められた量になるよう調整する。

一見簡単そうですが、スピードと正確さが求められます。

さらに、お店のメニューや値段も覚えなければなりません

私はメニュー表を家へ持ち帰り、約1週間かけて必死に覚えました。

その後、レジや電話注文も任されるようになります。

しかし、この頃の私は失敗の連続でした

  • レジのお釣りを間違え、
  • お客さんに渡す商品を間違え、
  • お弁当を落としてしまうこともありました。

そして、初日が終わったとき、私の頭の中に浮かんでいたのは、たった一つの言葉でした。

「もう辞めたい。」

それでも翌日、私はもう一度お弁当屋さんへ向かいました。

【体験談】初めてのアルバイトは失敗ばかりだった

お弁当屋さんで働き始めた私は、毎日のように失敗を繰り返していました

「今日で辞めたい。」

そう思ったのは、一度や二度ではありません。

引きこもりだった私にとって、アルバイトは想像以上に大変でした。

それでも4年間働き続けられたのは、失敗しても挑戦する機会を与えてくれた店長やスタッフがいたこと、そして少しずつ「できること」が増えていったからです。

今振り返ると、この4年間は社会復帰のリハビリ期間だったのだと思います。


レジでおつりを間違え、店長に怒られた

最初に任された仕事は、ご飯の盛り付けでした。

炊きたてのご飯をよそい、計りで重さを量り、決められた量になるように調整します。

一見簡単そうに見えますが、ランチタイムはとにかく時間との勝負です。

少しずつ仕事に慣れてくると、今度はレジを任されるようになりました

しかし、ここから失敗の連続です。

  • レジの打ち間違い。
  • おつりの渡し間違い。
  • 商品の渡し間違い。

今では笑って話せますが、当時は本気で落ち込んでいました。

特に忘れられないのが、おつりを多く渡してしまったことです。

その日は店長からしっかり注意されました。

当然です。

お金を扱う仕事なのですから、間違いは許されません。

そのときは「また迷惑をかけてしまった」と落ち込みました。

でも今振り返ると、あのとききちんと叱ってもらえたことも、大切な社会勉強だったと思います。


お客さんに怒られたこともあった

失敗はレジだけではありません。

注文された商品を間違えて渡してしまったこともありました。

「頼んだものと違うよ。」

その一言を聞いた瞬間、頭の中が真っ白になりました。

ランチタイムは、まさに戦場です。

次から次へと注文が入り、お客さんが並びます。

焦れば焦るほど、またミスをする。

完全に悪循環でした。

お客さんに迷惑をかけてしまった申し訳なさと、

「やっぱり自分には向いていないのかもしれない。」

そんな気持ちでいっぱいになっていました。


お弁当を落としてしまった日

今でも忘れられない失敗があります。

配達用のお弁当を運んでいる途中で、手を滑らせて落としてしまったのです。

せっかく作ったお弁当は、すべて作り直し。

忙しい時間帯だったこともあり、お店にも大きな迷惑をかけてしまいました。

「もう辞めた方がいいんじゃないか。」

「自分なんか雇わなければよかったと思われているんじゃないか。」

そんなことばかり考えていました。

失敗するたびに、自分を責めていました。


それでも翌日も出勤できた理由

失敗ばかりの毎日。

普通なら心が折れても不思議ではありません。

実際、私は毎日のように辞めたいと思っていました。

特に働き始めた最初の1か月は、その気持ちが一番強かったと思います。

それでも翌日になると、不思議とまた職場へ向かっていました

理由は二つあります。


理由① ランチタイムは緊張する暇がなかった

引きこもっていた頃の私は、頭の中で悪いことばかり考えていました

  • 「失敗したらどうしよう。」
  • 「嫌われたらどうしよう。」
  • 「また面接で落ちたらどうしよう。」

まだ起きてもいない未来を想像して、不安ばかりが膨らんでいました。

でも、お弁当屋さんでは違いました。

注文が入り続けます。

ご飯を盛る。

お弁当を詰める。

レジを打つ。

電話に出る。

気が付けば4時間が終わっています。

考え込む時間がありません。

忙しさが、不安を忘れさせてくれたのです。

これは私にとって、とても大きな発見でした。

人は、動いているときには意外と不安を考え続けられないものなのだと知りました


理由② まかないが本当においしかった(笑)

もう一つの理由は、少し拍子抜けするかもしれません。

それは、まかないです。

仕事が終わると、お店のお弁当を食べさせてもらえました。

これが本当においしい。

失敗して落ち込んでいても、

温かいご飯を食べると、

「明日も頑張ってみようかな。」

そんな気持ちになれたのです。

今思えば、とても単純な理由です。

でも、人は少しの楽しみがあるだけで前を向けることがあります

さらに私にとっては、ただ食事をするだけではありませんでした。

引きこもっていた頃は、一人で食事をする時間が当たり前でした。

でも職場では、店長やスタッフと同じ空間で温かいご飯を食べます。

何気ない会話をしながら食べる昼食。

それが少しずつ、「自分もこの場所にいていいんだ」という安心感につながっていったように思います。

今振り返ると、まかないは食事であると同時に、社会とのつながりを感じられる時間でもありました


初めてのお給料は、今でも忘れられない

働き始めて最初のお給料日。

封筒を受け取った瞬間のことは、今でもよく覚えています。

引きこもっていた頃は、自分でお金を稼ぐという経験がありませんでした。

だから、

「自分にも働けたんだ。」

その事実が、とてもうれしかったのです。

もちろん金額は決して多くありません。

勤務時間は午前9時から午後1時まで。

時給580円。

それでも、自分の力で得たお金には特別な価値がありました。

私はそのお給料で、ずっと欲しかったジーンズを買いに行きました

決して高価なものではありません。

でも、自分で働いて買った初めての洋服でした。

あの日のうれしさは、30年以上経った今でも忘れていません。

私にとって、初めてのお給料は「お金」ではなく、「社会の一員になれた」という実感そのものだったのです。


「できなかったこと」が少しずつ「できること」に変わっていった

最初は、ご飯を盛ることしかできませんでした。

でも、仕事を続けるうちに、少しずつ任される仕事が増えていきました。

STEP

ご飯の盛り付け(ここからスタート)

まずは、ご飯を決められた量だけ盛り付ける仕事から始まりました。

STEP

レジ打ち・接客

お金を扱い、お客さんと直接やり取りする仕事を任されるようになりました。

STEP

電話注文の受付

電話越しに注文を聞き取り、正確に伝える仕事も担当しました。

STEP

配達・仕込み・在庫管理

最後には、配達だけでなく、仕込みや食材の在庫管理まで任されるようになりました。

昨日できなかったことが、今日はできるようになる。

その積み重ねが、自信につながっていきました。

引きこもっていた頃の私は、「自分には何もできない」と思い込んでいました。

でも実際は違いました。

できないのではなく、経験していなかっただけだったのです。

このことに気づけたのは、お弁当屋さんで働いた4年間があったからでした。

私にとって「社会復帰」とは何だったのか

私は以前、「社会復帰」とは正社員として働くことだと思っていました。

世間では「社会復帰=正社員になること」と考える人も多いかもしれません。しかし、私が実際に経験して感じたのは違いました。

私にとっての社会復帰とは、

  • 朝決まった時間に起きる
  • 職場へ行く
  • 「おはようございます」と挨拶をする
  • 温かいまかないを食べる
  • 給料をもらう

この小さな積み重ねでした。

この経験があったからこそ、定時制高校、国立大学、そしてその後の人生へとつながっていったのです。

店長の一言が、私の人生を変えた

17歳から働き始めたお弁当屋さん。

最初は午前9時から午後1時まで、1日4時間だけのアルバイトでした。

毎日のように失敗し、何度も「もう辞めたい」と思いました。

それでも働き続けるうちに、少しずつできることが増えていきます。

私が任された仕事は、次のように少しずつ増えていきました。

最初は何もできなかった私でも、一つずつ経験を積み重ねることで仕事を任せてもらえるようになりました。

そしてある日、店長から突然こんなことを言われます

「高校くらいは出ておけ。」

この何気ない一言が、私の人生を大きく変えることになりました。


21歳で高校生に?店長が教えてくれた定時制高校の「社会人入試」

ある日、店長が新聞記事を見せてくれました。

そこには、定時制高校の社会人入試の記事が載っていました。

「こういう学校があるぞ。」

店長は軽い口調で勧めてくれました。

試験科目は、

  1. 面接
  2. 作文

だけでした。

「21歳で高校へ行くなんて遅すぎる。」

最初はそう思いました。

でも、お弁当屋さんで4年間働いたことで、一つだけ大きく変わったことがあります。

以前の私なら、

「どうせ無理。」

そう考えて終わっていたでしょう。

しかし、この頃には、

「やってみなければ分からない。」

そう思えるようになっていました。

失敗しても、次の日も出勤し、また挑戦する。

そんな経験を積み重ねたことで、「挑戦すること」が怖くなくなっていたのです。

私は社会人入試を受験し、21歳で定時制高校へ入学しました。


私が社会復帰できた5つの理由

  • 最初から正社員を目指さなかった
  • 4時間だけのアルバイトから始めた
  • 過去ではなく「これから」を見てくれる店長に出会えた
  • 毎日の小さな成功体験を積み重ねた
  • 「できない」のではなく「経験していなかっただけ」と気づけた

国立大学進学、うつ病の克服、47歳での結婚。すべてはあの4時間から始まった

定時制高校へ進学した後、人生は自分でも驚くような方向へ進みました。

定時制高校では4年間学び、

4年間学級委員を務め

サッカー部では副キャプテンも経験しました。

勉強も中学校の内容から毎日少しずつやり直し、卒業時には学年でも上位の成績になりました。

その後は社会人入試で国立大学へ進学します。

もちろん、その後の人生も順風満帆ではありませんでした。

大学卒業後は年齢の壁もあり、70〜80社へ応募してようやく就職

その後、過重労働が原因でうつ病を発症し、休職やリストラも経験しました。

社会復帰までには3年半のリワークが必要でした。

それでも再び働けるようになり、45歳で障がい者雇用として再就職

そして47歳で結婚することもできました。

人生には何度も壁があります。

それでも振り返ると、すべての始まりは17歳のときに勇気を出して応募した4時間のアルバイトでした。

もしあの日、一歩踏み出していなければ、

定時制高校にも、

国立大学にも、

今の仕事にも、

そして結婚にも、

つながっていなかったと思います。


【結論】引きこもりからの社会復帰は、1日4時間のバイトで十分な理由

「社会復帰」と聞くと、

  • 正社員にならなければいけない。
  • フルタイムで働かなければいけない。

そう考えてしまう人は少なくありません。

でも、私の経験から言えることがあります。

最初からそこを目指す必要はありません。

私の社会復帰は、

午前9時から午後1時までの4時間でした。

たったそれだけです。

短時間のアルバイトでもいい。

日雇いでもいい。

週に数日だけでもいい。

大切なのは、「社会との接点」をもう一度つくることです。

働くことに慣れる。

朝起きる習慣をつくる。

誰かと挨拶を交わす。

給料をもらう。

その小さな成功体験が、次の一歩につながります。

私は、その積み重ねが定時制高校への進学につながり、その後の人生も少しずつ変えてくれました。


引きこもりを経験したからこそ伝えたいこと

引きこもりを経験すると、時間が経てば経つほど社会へ戻ることが怖くなります

  • 空白期間は長くなり、
  • 年齢も上がり、

「今さら働けるのだろうか。」

そんな不安ばかりが大きくなります。

私もまったく同じでした。

だからこそ、今この記事を読んでいるあなたへ伝えたいことがあります。

最初から大きな目標を目指さなくても大丈夫です。

まずは短時間のアルバイトでも構いません。

数時間だけ外へ出てみる。

社会と少しだけつながってみる

その小さな一歩が、人生を動かし始めます。

私は、その一歩を踏み出したことで人生が変わりました。

そして今でも思っています。

「捨てる神あれば拾う神あり」。

私を受け入れてくれたお弁当屋さんの店長との出会いが、その後の人生を切り開いてくれました。

だからこそ、過去ではなく「これから」を見てくれる人や場所は、思っている以上に存在すると感じています。


私が17歳の自分に伝えたいこと

「そんなに焦らなくていい。」

17歳の自分に会えるなら、私は最初にそう伝えます。

当時は、自分には何の価値もないと思っていました。

でも違いました。

社会との接点を少しずつ取り戻したことで、人生は少しずつ動き始めました。

もし今、不安の中にいる人がいるなら、まずは今日できる小さな一歩を探してみてください。

まとめ

私は中学卒業後、約2年間引きこもっていました。

17歳で始めた4時間のお弁当屋さんのアルバイトは、決して順調なスタートではありませんでした。

失敗ばかりで、毎日のように辞めたいと思っていました

それでも働き続ける中で少しずつ自信を取り戻し、店長との出会いをきっかけに21歳で定時制高校へ進学しました。

その経験は、国立大学への進学、社会人として働くこと、うつ病からの再出発、そして現在の人生へとつながっています。

人生を変える一歩は、大きな決断ではありません。

たった4時間のアルバイトでも、人生は動き始めます。

もし今、引きこもりや社会復帰への不安を抱えているなら、焦る必要はありません。

あなたの最初の一歩は、小さくても十分です。

その一歩が、数年後には想像もしなかった未来へつながっているかもしれません。


よくある質問(FAQ)

Q1. 引きこもりから社会復帰するには、いきなり正社員を目指すべきですか?

私の場合は違いました。

社会復帰の最初の一歩は、午前9時から午後1時まで、1日4時間のお弁当屋さんのアルバイトでした。

最初から正社員やフルタイム勤務を目指す必要はありません。

短時間のアルバイトや週に数日の勤務でも、生活リズムを整えたり、人と関わる機会を持ったりすることが、自信を取り戻すきっかけになることがあります。


Q2. 引きこもりで空白期間があっても、アルバイトに採用されることはありますか?

あります。

私も約2年間の空白期間があり、コンビニやファミリーレストランの面接では不採用になりました。

しかし、その後応募した個人経営のお弁当屋さんでは、店長は過去を細かく聞くことなく、「いつから来られる?」とだけ聞いて採用してくれました。

もちろん、すべての職場が同じとは限りません。

それでも、過去ではなく「これから」を見てくれる職場はあります。


Q3. 社会復帰の第一歩として、短時間のアルバイトでも意味はありますか?

私は十分に意味があると考えています。

私自身、4時間だけのアルバイトから始めたことで、

  • 朝決まった時間に起きる
  • 職場へ通う
  • 人と挨拶を交わす
  • 給料をもらう

という小さな成功体験を積み重ねることができました。

その経験が自信につながり、21歳で定時制高校へ進学し、その後の人生も大きく変わっていきました。


Q4. 引きこもりから社会復帰するとき、一番大変だったことは何ですか?

私にとって一番大変だったのは、「働き始めること」ではなく、アルバイトへ応募することでした。

面接で空白期間について聞かれることが怖く、応募ボタンを押すまでに何度も迷いました。

実際に働き始めてからも失敗の連続でしたが、一歩踏み出したことで少しずつ前へ進めるようになりました。


Q5. 社会復帰を目指している人へ、一番伝えたいことは何ですか?

一度引きこもりを経験すると、時間が経つほど社会へ戻ることが怖くなるものです。

だからこそ、最初から大きな目標を立てる必要はありません。

短時間のアルバイトでも、日雇いでも、週に数日でも構いません。

大切なのは、「社会との接点」をもう一度つくることです。

私の人生を変えたのも、たった1日4時間のアルバイトでした。

あなたの最初の一歩も、小さなもので十分だと思います。

あわせて読みたい

私は21歳で定時制高校へ入学し、その後、社会人入試で国立大学へ進学しました。

進学を決意した経緯や、面接・作文対策、実際の受験体験については、こちらの記事で詳しく紹介しています。

社会人入試で定時制高校・国立大学に進学した体験談【面接・作文・合格まで】

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この記事を書いた人

アラフィフ既婚の会社員です。
10代で引きこもりから脱出。
20代で働きながら高校・大学へ。
30代でうつ病とリストラを経験。
40代で障がい者雇用で再就職と結婚。
このブログでは障がい者や一般の方にも楽しんでもらえるイベントや生活情報をお届けします!
【保有資格】
ITパスポート、日商簿記、シニアライフコンサルタント(SLC)、フードコーディネーター、フォークリフト運転技能講習など多岐にわたる。

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