PMS(月経前症候群)とは?

PMSとは月経前の3〜10日間に起こる、心身の不調を指す症状群です。
厚生労働省や医療機関で定義されており、代表的な症状には感情の起伏(イライラや不安感)、疲労感、眠気などがあります。
女性の約70~80%が何らかのPMS症状を経験しているとされており(※1)、10代から働く世代の多くに影響を及ぼしています。
PMSを公表・発信した芸能人まとめ
上白石萌音さん(映画『夜明けのすべて』主演)

- 映画『夜明けのすべて』(2024年公開)で、PMSに悩む主人公・藤沢さんを繊細に演じています。
- インタビュー(※2)では「私も生理前は心が揺らぎがち」と自身の体験を告白。
- 「PMSの苦しさを演じて改めてその深刻さを知った」と語り、役柄を通じて社会的関心の喚起に貢献しています。
①生年月日:1998年1月27日
②出身地:鹿児島県
③血液型:AB型
④代表作:映画『舞妓はレディ』主演、第38回日本アカデミー賞新人俳優賞受賞のほか、NHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』、アニメ映画『君の名は。』宮水三葉役など、女優・歌手として幅広く活躍。
指原莉乃さん(タレント・プロデューサー)

- 2021年放送のテレビ番組『真夜中の保健室』(TBS)にて、「PMSで泣いた」「暴れた」と具体的な体験を告白(※3)。
- 「命の母ホワイト」のCM出演でもPMSが重いことを明示し、理解促進の姿勢を示しています(※4)。
- 発言はSNS等でも広く共感を呼び、PMSというテーマへのオープンな対話を後押ししています。
①生年月日:1992年11月21日
②出身地:大分県
③血液型:O型
④代表作:AKB48・HKT48の元メンバー、およびAKB48選抜総選挙3連覇など、バラエティ番組『今夜くらべてみました』『指原カイワイズ』、プロデュースアイドル===(=LOVE、≠ME)などアイドル、タレント、プロデューサーとして多方面で活躍。
井桁弘恵さん(ツムラ #OneMoreChoiceプロジェクト)

俳優の井桁弘恵さんは、ツムラが推進する「#OneMoreChoice」キャンペーンに参加し、生理やPMSの目に見えない不調を日常のストーリーとともに可視化するインタビューに登場しています。
日々感じる症状や想いを写真や動画で共有し、個人差の大きいPMSの実態理解の促進に貢献しています。
①生年月日:1997年2月3日
②出身地:福岡県
③血液型:O型
④代表作:『仮面ライダーゼロワン』刃唯阿/仮面ライダーバルキリー役、『non-no』専属モデル、バラエティ番組『ゼロイチ』『ヒルナンデス!』などモデル・女優・タレントとして活躍しています。
神山まりあさん(ツムラ #OneMoreChoiceプロジェクト)

モデルの神山まりあさんも同プロジェクトに参加しており、彼女ならではの視点で生理やPMSの症状を「たくさんの針で刺されているような」と表現。
インタビューやSNSを通じて個々の体験を発信し、症状の多様性と理解の重要性を訴えています。
①生年月日:1987年2月17日
②出身地:東京都渋谷区
③血液型:AB型
④代表作:2011年ミス・ユニバース・ジャパン優勝、ファッション誌『VERY』モデル、テレビ『ヒルナンデス!』やCM出演など多彩に活躍。
ドラマ・映画での描写が社会に与える影響
映画『夜明けのすべて』(2024年公開)

- 主人公の藤沢さんと相棒の山添くん(松村北斗)がそれぞれPMSとパニック障害を抱える姿をリアルに描写。
- 医療関係者の監修のもと、正面からPMSを表現した感動作として高く評価されています(※6)。
- SNSや観客レビューでは「共感した」「涙が出た」との声が殺到し、症状理解の促進に寄与しています。
TBS日曜劇場『御上先生』(2025年放送)

- 第7話で、女子生徒がPMSに伴う心身の不調を告白し、生理用品の万引きをしてしまう重い問題に焦点(※7)。
- 「生理の貧困」「ヤングケアラー」問題を社会問題化し、クラスメートらの署名運動による解決過程も描かれました。
- 多角的な視点から性教育、社会理解の重要性が語られ、「男子も知るべき問題」と好評を博しました。

PMSと偏見|「言える」環境の大切さ

- PMSはしばしば「ただのワガママ」と誤解され、学校・職場・SNSで偏見や無理解に直面します(※8)。
- 芸能人の率直な発信は、「共感」や「勇気」として症状に悩む人への心理的支えとなっています。
- 「体のことは恥ずかしくない」という社会的メッセージの拡散は、症状をオープンに語れる環境づくりに欠かせません。
まとめ|PMS発信がもつ意義
- 著名人によるPMSの公表やドラマ、映画などのリアルな描写は、社会全体の理解促進へ貢献。
- 同じ症状に悩む女性への支えや孤独感の軽減となり、医療や教育・メディア連携による啓発活動の重要性を高めています。
- 今後も発信を続けることで、医療リテラシーと社会的受容度の向上が期待されます。

参考・引用元
- 厚生労働省「月経前症候群(PMS)」解説ページ(2024年)
- 上白石萌音 インタビュー『夜明けのすべて』、yoi.shueisha.co.jp, 2024年2月
- 『真夜中の保健室』TBS、2021年放送回
- 「命の母ホワイト」CM出演(2022〜2025年)
- ツムラ #OneMoreChoiceプロジェクト公式サイト、2023年-2025年発信内容
- 映画『夜明けのすべて』公式サイト、観客レビュー、2024年公開
- TBS日曜劇場『御上先生』第7話、2025年放送回
- 日本婦人科医会「PMSに関する偏見と理解」資料、2023年
(本記事は実体験や専門家監修の情報、信頼性の高いメディア情報に基づいて作成しています)


