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【実録】うつ病で休職→リストラされた私が「遠回りでも立ち直れた」理由と支えになった言葉


目次

ある朝、会社へ行けなくなった私

満員電車の車内。

10年前、私は商品企画や在庫管理を担う会社員でした。朝8:30出社が定時でしたが、毎朝30分前に掃除、夜は終電までサービス残業。週末も呼び出され、心も体もすり減らしていました。

ある日、出勤途中の道で、突然腰が抜けて座り込んでしまったのです。やっとの思いで縁石に腰かけ、自販機のスポーツドリンクを飲みました。これが異変の始まりでした。

やがて職場でも立っていられず、近所の内科を受診。貧血かと思いきや、紹介された大学病院の精神科で「うつ病」と診断され、2ヶ月の休職が始まりました。

燃え尽きたマッチ棒が2本(休職と復職を繰り返してリストラ勧告を受けたのを表現)

しかし、復職と再燃を繰り返し、3度目の復職でリストラ勧告を受けたのです。まさに”青天の霹靂”でした。


支えてくれたのは制度と小さな習慣でした

リストラ後は実家に戻り、貯金を取り崩しながら治療を続けました。

病院のケースワーカーの助言で「障がい者手帳」「自立支援医療制度」「障がい年金」など、複数の制度を活用しました。

また、精神科医から勧められた「3行日記」と「散歩」が再起の第一歩となりました。

● 3行日記の効果

3行日記を表現。

日々、朝昼晩の食事や天気など、たった3行を書くことから始めました。やがて感情や希望を書くようになり、”自分の声”を取り戻すきっかけになりました。

▼ 実際の3行日記の例

  • 朝:目玉焼きとトースト。薬ちゃんと飲めた。
  • 昼:晴れたので洗濯物が乾いた。近所を10分散歩。
  • 夜:『星の王子さま』を再読。なんだか泣けた。

はじめは事務的な記録でも、徐々に気持ちを言葉にすることができるようになっていきました。

● 読書

読書をすることで心が癒されたり、言葉を取り戻していくことを表現

この3行日記の習慣をしていくうちに不思議と本が読みたくなりました。

最初は4コマ漫画にはじまり、推理小説やエッセイなども。とりわけ勉強になったのは精神疾患に関する書物です。

本は心の栄養ですよ

読んで良かった本については、別の記事で詳しくレビューしていく予定です。

● 公営体育館での運動

ランニングマシン(公営ジムでランニングしているのを表現)

最初は家の近くを散歩していましたが、雨が降ったりするとサボることもありました。

やがて雨の日でも通えるよう、週に2~3回ほど障がい者割引が使える公営ジムで筋トレやランニングを継続。

体調が安定し、2年間で15キロの減量(太ったのはおそらく薬の副作用)にも成功。

運動後のご飯が美味しいのも励みになりました。

● 障がい者手帳を利用して行動力をあげる

豚と四葉のクローバー(割引サービスを受けられることを表現)

障がい者手帳を持っていると、さまざまな割引サービスを受けられることをご存じですか?

JR、私鉄、バスなどの公共交通機関や各地方自治体の公営ジムはもちろんのこと、動物園や水族館、天文台など多岐にわたりお得に使えます。

当ブログのメインコンテンツで無料・割引イベントなども発信してます。

こういったイベントに参加することで社会性も構築できてきます。


リワークは一人ひとり違うプロセスがある

PDCAマネジメントサイクル(一人ひとり違うプロセスがあることを表現)

再就職を目指し、いくつかのリワーク施設を見学。その中で「あなたには生活リズムの回復が最優先」と言われました。

実際、当時の私は昼夜逆転、失禁、入浴困難など、自立した生活が困難な状態でした。

例えば、カップラーメンにお湯を注ぐのに(映画「ツレがうつになりまして」にも似たようなシーンがあったと思います)5時間かかったこともありました。

そこで提案されたのが次のステップです。

自立訓練(生活訓練) → 就労移行支援 → 再就職 → 就労定着支援

私の場合
  • 自立訓練(生活訓練):1年半
    • 生活リズムを整える、就活のために資格を取得する
  • 就労移行支援:1年
    • 週に1回ハローワークにいって求人探し、応募(おおむね30社以上に応募)
  • 再就職:現在5年継続中
    • 定期通院、社内の定期面談、時短勤務や在宅勤務も併用
  • 就労定着支援:1年間
    • 再就職後、職場とのマッチングなどの相談
  • 就労移行支援→現在
    • 障がい者就労支援センターがサポート

時間はかかりましたが、自分に合った回復ルートを進めることができています。

実際に通ったリワーク施設について、「どんな支援があったのか」「雰囲気はどうだったか」など、利用者目線での体験記事もまとめていく予定です。

また、精神障がい者枠での就職活動についても、書類の書き方や面接対策、ハローワークの活用法など、私なりの工夫とリアルな体験を今後シェアしていきます。


「遠回りすることが一番の近道だった」

STEP BY STEP(少しずつ、確実にを表現)

この言葉は、元プロ野球選手・イチローさんの引退会見で述べていました。

これまでの私自身が実行してきたことは間違っていないんだなぁと確信できました。

結局、最小の努力で最大の結果を残すことなどできないのだと悟りました。

今でも毎日が戦いです。朝起きるのが億劫、ご飯作りや洗濯も面倒。

でも、それでも「STEP BY STEP」でここまで来られました。


私を支えてくれた人たち

Hands together(私を支えてくれた人たちを表現)

ここまで来られたのは、精神科医、看護師、ケースワーカー、リワーク施設のスタッフ、ハローワークの職員、そして現在の職場の上司や同僚など、たくさんの人の支えがあったからです。

実は、恩返しにリワーク施設のボランティアや無償でセミナー講師を申し出たことがあります。

しかし、丁重に断られました(/ω\)

だから私は、こうしてブログを書くことにしました。

困っている方に、ほんの少しでも情報が届けばという思いです。

ブログを書くことを表現

メンタル不調による退職の現実(厚生労働省データ)

グラフの絵(厚生労働省データを表現)
  • メンタル不調で1か月以上の休業
    • 10.4%の事業所
  • 退職した労働者がいた事業所
    • 6.4%

また、再就職にかかる期間の一例。

  • 平均休職期間:約3.5ヶ月(107日)
  • 再就職まで:約4〜6ヶ月(症状によっては1年以上)

まとめ:あなたにも「合う支援」がきっとあります

虹がかかる風景(苦しんでいるあなたにも、きっと合った支援があることを表現)

今苦しんでいるあなたにも、きっと合った支援があります。

「3行日記」「散歩」「制度の活用」「リワークプログラム」など、小さなステップを重ねることが、やがて大きな力になります。

情報弱者を狙った高額な商材やアフィリエイトにはくれぐれもご注意ください

公的制度や信頼できる支援機関の情報を活用してください。

そして、私が体験から学んだおすすめの本やグッズ、制度の活用法などは、今後の記事で少しずつ紹介していきます。

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この記事を書いた人

アラフィフ既婚の会社員です。
10代で引きこもりから脱出。
20代で働きながら高校・大学へ。
30代でうつ病とリストラを経験。
40代で障がい者雇用で再就職と結婚。
このブログでは障がい者や一般の方にも楽しんでもらえるイベントや生活情報をお届けします!
【保有資格】
ITパスポート、日商簿記、シニアライフコンサルタント(SLC)、フードコーディネーター、フォークリフト運転技能講習など多岐にわたる。

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