マイナンバーカードを健康保険証として利用できる「マイナ保険証」。
2024年に本格導入され、今や多くの人が使っています。
しかし、「有効期限はいつ切れるの?」「お知らせハガキが届いたけど放置していいの?」といった疑問を感じる人も多いのではないでしょうか。
この記事では、マイナ保険証の有効期限と更新の仕組み、国保・社保別の違い、そして「資格確認書」に関する詳細までわかりやすく解説します。
マイナ保険証の有効期限はいつまで?

マイナンバーカードの有効期限と連動
マイナ保険証そのものには個別の期限はなく、マイナンバーカードの有効期限と連動しています。
カードには「顔写真付き本体」と「電子証明書(署名用・利用者証明用)」があり、いずれかが失効するとマイナ保険証としても利用できません。
保険資格情報は自動更新されるが、カード更新は必要
国保・社保いずれも、保険資格情報は原則自動で更新されます。
しかし、マイナンバーカード自体の有効期限が切れると、その機能が停止します。
したがって、「保険の資格は有効」でも「カードの期限切れ」でマイナ保険証としては使用不可になります。カード更新は忘れずに行いましょう。
「有効期限切れのお知らせ」が届くタイミング

マイナンバーカードの有効期限が近づくと、自治体から「更新のお知らせの郵送物またはハガキ」が届きます。発送時期は有効期限の約3か月前。
このお知らせが届いたら、放置せずに速やかに更新予約を入れるのがおすすめです。
マイナンバーカードの更新時期(顔写真・署名用電子証明書)
- 成人の場合:カード本体の有効期限は発行日から10年
- 電子証明書の有効期限:発行日から5年
- 国保・社保とも、期限が近づくと自動で通知が届く
- 更新は自治体窓口または郵便局、スマホ申請でも可能
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マイナ保険証の更新スケジュールと確認方法
有効期限と更新時期をマイナポータルで確認する方法

マイナポータルで、現在の登録情報や更新期限をチェックできます。
- マイナポータルにログイン
- 「健康保険証の利用状況」を選択
- 保険資格の有効日・カードの期限を確認
ここでの情報を定期的に確認しておくと、期限切れを未然に防げます。
通知メールや自治体からのお知らせ内容の読み方
マイナポータルの通知設定を有効にしておくと、「有効期限が近づいています」とメールでお知らせが届きます。
自治体から届く封書・ハガキには「カード更新」か「保険資格情報更新」のどちらかが明記されています。内容を必ず確認しましょう。
「期限切れ直前に資格確認書へ切り替え」される場合も
カードの更新が期限内に間に合わない場合、自治体が自動的に「資格確認書」を発行します。
これは一時的にマイナ保険証の代わりとなる書面で、全国の医療機関で有効です。
「お知らせハガキ」が届いた人はどうすればいい?
- ハガキの種類を確認。「カード更新」または「保険資格情報更新」のどちらかをチェック
- 放置すると、医療機関で資格確認ができなくなる可能性がある
- 更新は自治体窓口・郵便局・スマホからでも対応可能
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国民健康保険(国保)・社会保険(社保)で更新の違い

国保の場合
- 管理主体は市区町村
- 資格情報は自動更新される
- 転入転出や住所変更の際は再登録が必要
- 更新時期には、自治体から資格確認書発行のお知らせが届きます
社会保険(会社員)の場合
- 勤務先を通じて資格情報が自動反映される
- 退職・転職後しばらく旧情報が残るケースがあり注意
- 健保組合によってはマイナ保険証の再登録が必要
有効期限を過ぎたらどうなる?
期限切れのマイナ保険証を使うと、医療機関で資格確認ができません。
その場合は「資格確認書」を自治体が発行します。この書面を提示すれば受診可能です。
資格確認書の発行条件と有効期間

- 発行対象:マイナンバーカードの更新が未完了、紛失中、電子証明書期限切れ等の人
- 発行場所:申請者の住所地の市区町村役場
- 有効期間:原則として発行日から3か月以内(自治体により最長6か月)
- 更新中の暫定証として利用され、カード再交付後は返却または失効
また、期限切れカードを提示すると、医療機関によっては資格確認ができず「一時的に全額自己負担」となる場合があるため、速やかに資格確認書の発行を依頼しましょう。
更新を忘れやすい高齢者・施設利用者の対策
- 家族や介護職員が「お知らせ通知」を代読し、申請を代行できる
- 自治体による出張更新サポート、郵便局での受付サービスも利用可能
- 更新完了までは「資格確認書」と併用して受診すれば安心
施設利用者の場合、施設側でまとめて更新管理を行ってくれることも多いため、事前に確認しておくとスムーズです。
FAQ(よくある質問)
まとめ:マイナ保険証は「お知らせ」と「期限管理」がカギ
- お知らせハガキ(郵送物)や通知メールは見逃さない
- 国保・社保で更新ルールが異なるため事前確認が重要
- 高齢者や家族の場合は「資格確認書」と併用すると安心
マイナ保険証を安心して使い続けるためには、更新時期の確認と資格確認書の正しい理解が欠かせません。
カード更新の準備は、郵送物が届いたその日から始めましょう。
出典:厚生労働省|マイナ保険証の運用・更新について(マイナンバーカードの保険証利用について(被保険者証利用について)|厚生労働省)
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