突然、自宅に「家計消費状況調査」の封筒が届いて驚いた…という方は少なくありません。
実際に総務省が実施している公的な統計調査ですが、似たような詐欺もあるため注意が必要です。
この記事では調査の正体や提出方法、謝礼の内容、本物かどうか見分けるポイントをわかりやすく解説します。
家計消費状況調査とは?突然届いた調査票は怪しい?

総務省が行う公的統計調査
家計消費状況調査は、総務省統計局が実施している「基幹統計調査」の一つです。
全国から無作為に選ばれた約9,000世帯を対象に、収入・支出・購入状況などを調べ、国の経済政策や消費動向の分析に役立てています。
つまり、調査票が届くのは「選ばれた世帯」だからであり、突然届いても必ずしも怪しいとは限りません。
詐欺かどうか見分けるチェックポイント(封筒・調査員・問い合わせ先)
安心して答えるためには、本物かどうかを確認することが大切です。
- 封筒は「総務省統計局」名義で届く
- 封筒や調査票には「統計法に基づく調査」と明記されている
- 調査員は「調査員証」を提示できる
- 不明点は、同封の「調査実施機関」や「総務省統計局」に直接問い合わせ可能
これらが確認できない場合は、提出せずに問い合わせを行うのが安全です。
公式サイト👉統計局ホームページ/家計消費状況調査

家計消費状況調査の提出方法
インターネットで回答する方法
調査票にはオンライン回答用のIDとパスワードが記載されています。
専用サイトにアクセスし、世帯ごとの情報を入力すればOKです。
ネット回答は手間が少なく、提出後すぐに完了通知が届くのでおすすめです。
調査票を郵送で提出する方法
紙の調査票に記入し、返信用封筒で返送する方法も可能です。
切手は不要で、あて先もすでに印字されています。
ネット環境が整っていない人向けの提出手段です。
提出期限を過ぎた場合どうなる?
基本的に「回収率」が重要視されるため、調査員から連絡が入ることも。
できるだけ早めに出すことが望ましいですが、多少遅れても提出は可能です。
家計消費状況調査の謝礼内容

過去の謝礼(図書カード・商品券など)
家計消費状況調査では、謝礼として「図書カード」や「QUOカード」、「商品券」などが配布された例があります。
調査のモチベーションにつながるちょっとした特典です。
謝礼がもらえるタイミング
一般的には調査期間終了後に配布されます。
ただし、地域によっては途中で案内される場合もあります。
謝礼の有無は地域や年度によって違う?
すべての世帯に必ず配布されるわけではありません。
調査員の判断や統計局の方針により、謝礼がなかった年度も報告されています。
家計消費状況調査に回答しないとどうなる?

法的義務はあるのか?
家計消費状況調査は「統計法」に基づく指定調査なので、回答は法的義務があります。
ただし、強制的に取り立てるようなものではなく、協力をお願いする形になっています。
無視した場合のリスクやデメリット
回答しない場合、調査員からの訪問や電話連絡が増える可能性があります。
正式には罰則規定も存在しますが、実際に適用されるケースはほとんどありません。
とはいえ「国の重要な統計の一部」として扱われるため、できる限り協力するのが望ましいです。
プライバシーや安全性は大丈夫?

個人情報の取り扱いについて
提出されたデータは統計処理され、個人名や住所が公表されることは絶対にありません。統計法に基づき厳重に管理されているので、安心して回答できます。
怪しいと感じたときの相談窓口
- 同封の調査担当部署へ直接問い合わせる
- 総務省統計局の公式サイトで該当調査を確認する
- 消費生活センターに相談する
「怪しい」と感じたら一人で判断せず、まずは専門窓口に確認を取りましょう。
問い合わせ先👉🔗統計局ホームページ/家計消費状況調査に関する問い合わせ先
❓ 家計消費状況調査に関するよくある質問(FAQ)
まとめ|家計消費状況調査は安心して対応すればOK
調査票が届いたらまず確認すること
- 封筒や調査員証をチェック
- 総務省統計局や調査実施機関に確認
- 怪しい勧誘や金銭要求があれば即相談
提出方法・謝礼を理解して不安なく対応
- ネット回答・郵送回答の両方が可能
- 謝礼は地域や年度によって異なるが例年用意されることが多い
- 強制的というより「協力をお願いされた調査」と考えればOK
公式サイト👉統計局ホームページ/家計消費状況調査
突然届くと不安に感じがちですが、家計消費状況調査は国の統計作成に欠かせない正式な調査です。
安全性を確認しつつ、無理のない方法で提出すれば安心して対応できます。